Kino_ko’s diary

統合失調症の30代後半の女です。精神障害者の社会参加について主に書いていきたいです。

障害者同士だってわかり合えない

私とは別の精神障害者さんではありますが、私は必ず就労したいのだという話をその方にしていました。大変なのは承知だけど諦めたくないのだと。

すると、その方はこのようなことをいいました。「なにも無理して就労にこだわらなくても生活保護がある。だけど親になにかあったときの為に自立できるようにグループホームに入ったほうがいいと。」

要するに私は就労するよりも生活保護を受けてグループホームに入ったほうがいいという提案でした。多少の貯金はあるので、すぐに生活保護とはなりませんが全く働かずにいて、なにか大金が出ていくようなことになればそうなってしまうかもしれません。

私は違和感でいっぱいでした。

 

まずその方自身が長らく生活保護で生活しており、これからも働く気もなく生活保護を受け続けるつもりなんだというところにガッカリしてしまいました。

その方は体調も安定していてかなり節約を頑張っておられ、アクティブに趣味や旅行を楽しんでおられます。

仕事をする上でその方に難があることはわかっています。しかし少しでも頑張ろうと思うことさえ諦めてしまったのか。という気持ちでした。

元気に動き回れるのに身体があるのに、福祉に頼り続けることを宣言できる方。

私とは噛み合わないと確信しました。

大事な人であれば「そういう考えだと応援もしたいと思われなくる」ことは伝えた方が良かったかもしれない、迷いましたがフェードアウトすることを選びました。

本人いわく見下されるような態度をとられたり結構厳しいことを言われてきた過去もあるようですが、個人的には当たり前だと思ってしまいました。

就労が難しいことは事実であり趣味に生きる選択肢もあるのかもしれない。

しかし昨今の日本の経済情勢の中で周りを見渡してもみんなが何か大変な中で、福祉にどっぷり依存して自立を説くのは、私には理解しがたい考えでした。

障がい者同士でさえ分かり会えないことはたくさんりますね。

昔は傷の舐め合いのような仲間もいましたが、私自身が障害を持ってからの歴も長く、いつまでもそれではいけないと思いました。

障害と付き合う術を会得するのはかなり時間がかかるし、無理して悪化をさせるのが一番良くないです。

しかし諦めたらもう、それ以上にはならないのも事実ではないか。

難しいなと思いました。